ペルシャ人ツァー

メケアロハ(イッセイカンパニー東京事務所)のサナエです。
今週はウエディングのお仕事はケイジに任せて、通訳ガイドの仕事をしてきました。
4日間の「ペルシャ人ツァー」です。3歳から高校生までの子供7人を含む20名のゲストです。
ペルシャってイランのことです。イランと呼ぶよりはペルシャの方がイメージが良いのだそうです。
テヘラン大学の日本語の先生をしている男性が通訳としてついていらしたので、私のガイディングは日本語でした。
京都、奈良の観光を済ませた一行と、熱海でミート。熱海の駅にはどこかのVIPをお迎えの半玉さん(見習い芸者さん)が居て、一緒に撮影させていただきました。
ホテルに到着後「温泉見学をしたい」とのことで、3名の女性を大浴場にご案内しましたが、イスラム圏の人はやはり肌を見せるのは、抵抗があるようでした。私が一人で入浴していると、また3名の女性がスカーフにロングコートで大浴場に見学にやってきました。私は裸で服を着たままのゲストに大浴場をご案内という、後で考えると奇妙な図になってしまいました(笑)。
○発見-1「ペルシャ人は好奇心が旺盛」

二日目は箱根観光です。海賊船、ロープウェイを乗り継いで、大涌谷へ。温泉で茹でた玉子は殻が真っ黒になります。この黒玉子は1つで寿命が7年延びるといわれています。私はもう20個以上は食べているから200歳くらいまで生きるかもしれません。


彫刻の森を見学した後、時間があったので、「御殿場アウトレット」へ行きました。
2時間とご案内したところ大ブーイング。閉店までお買い物したいとの事で3時から8時までいました。写真はフードコートで発見した「サム・チョイズ」です。色々な種類のロコモコ丼があります。
発見-2「ペルシャ人はお買い物が大好き。」


三日目、東京に移動ですが、たくさんのお買い物をバスに積み込むのがたいへん。ドライバーさんとジグソーパズルのようにバスの下の荷台に詰め込んで出発です。
皇居、浅草、秋葉原とご案内してから、東京タワーのリクエストがありました。
「東京タワーの展望台は145mで・・・」と言ったところ「250mのはずだ・・・」とのことで特別展望台まで行きました。ホテルのお部屋も高層階でないと納得がいかないようです。
発見-3「ペルシャ人は高いところが大好き」

四日目 日光観光です。東照宮に着くと雪が降ってきました。あまりの寒さに半分くらいの人はバスに戻ってしまったようです。
ランチは日本最古の洋風ホテル「金谷ホテル」でいただきました。110年以上経った建物は国の「有形文化財」に指定されています。

霧で5メートルくらい先しか見えない「いろは坂」を登り、「華厳の滝」へ行きました。雪と霧の中時折姿の見える「華厳の滝」は神秘的で今まで見たこの滝のなかで一番美しいと思いました。

この日で私のガイドは終わりなので、バスの中でご挨拶を、と思ったところホテルのロビーでゆっくりして欲しい、とのことでしたので、5分間くらい「このような民間外交で世界を平和にしましょう」みたいな偉そうなスピーチをしてしまいました。(でも本心です)皆さんの拍手と握手に囲まれて嬉しいお別れでした。
発見-4「ペルシャ人はフレンドリーで笑顔が美しい」
今回のツァーの後で、ペルシャ人ツァーリーダーは日本の観光案内書を作るそうで、細かい年号や標高などについての質問が多く、いつも「何世紀ごろ」とか「約何メートル」とか言っているのをきっちり調べてからお返事しなくてはなりませんでした。「頑張れ、私の記憶力」ですね。