Bill 8とは、現在ハワイのウェディング業界を、震撼させる問題になっている新条例案です。
ワイマナロから、マカプウまでの海岸線での、一切の商業活動、特にウェディングのフォトグラファーと、ビデオグラファーを禁じる、という法案です。
既に、2回のヒアリングでは、圧倒的に地元住民に支持されており、本日が最終公聴会です。
まだ、日本のメディア等では取り上げられていないので、ご存じない方が多いのですが、USA NO1ビーチのワイマナロで、ウェディングや、ウェディングフォトが出来なくなるのは、大変な問題です。
(今月などは、当社もほぼ毎日ワイマナロでの撮影がありました。それが全て今後は出来なくなるのです!)
実は、我々もこの新条例の事を知ったのが、この2回のヒアリングの後に、メディアが取り上げて、やっと知った次第でした。
本日の公聴会も分かったのが数日前。
本当にこんな大事な問題が、ラストミニッツの土俵際になっていたのです!
でも、この数日間で、反対運動に日がつきました。
ローカルのグループからのFace Bookの立ち上げや、いろいろな動きが出ました。
日本のウェディング業界からも、約一日で、30社位からの会社名での、反対署名がいただけました。
皆様、ご協力を感謝します。
昨夜は、ローカルグループともジックリと対策ミーティングがあり、と、言うわけで本日を迎えました。
まず、早朝、公聴会前にプラカードデモ!!
ホノルルハレの前で、約30名位集まりました!!
道ゆく人や、ドライバーさんからも、沢山の声援をいただけました。
力をいただいた気持ちです。
これは、ベストブライダルの吉沢さん。
日本の会社のとりまとめをやってくださいました。
ありがとうございました。
元ラビ代表の梅田さんと、今回 反対運動の中心となっているビジョナリのジョン。
ジョンは、公聴会でも、日本業界を代表して、見事な反対意見を述べてくれました。
ありがとうございました。
牧師のジョン先生も来てくださいました。
こちらは、フォト会社のフェムさん
フェムさんからは、従業員全員の反対署名が提出されています。
ありがとうございます。
9時からの公聴会は、結局3時間半位かかりました。
賛成意見、反対意見が沢山出て、5名の議員さんが、ジックリと丁寧に話を聞いてくれました。
結局、この日は結論が出ず、また1月に同様のヒアリングとなりました。
とりあえず、本日の決定はなかったので、少し安心です。
賛成の意見は、主にワイマナロの住民達からの、生の苦情でした。
ちゃんと耳を傾けるべきところは、多々あるなあ、とも痛感しました。
でも、住民の方の中でも、”この条例には反対だ!”みたいな強い意見もあり、勇気を沢山もらいました。
今回の件で、良かったこともあります。
それは、ローカルのウェディング業界の方々と、問題を共有しながら、共に行動出来る場が出来た事がひとつ。
二つ目は、日本のウェディング業界のまとまりが出来つつあることです。
これまであまり相互のコミュニケーションがなかった業界に、少しではありますが、問題の共有意識が芽生えたと思います。
早速、日本の会社同士の連絡会みたいなものが作れそうです。
最終的にはこれを組織化し、ハワイ経済向上とローカル住民との融和がもっと図れたらと、微力ながら感じている次第です。
記:イッセイ